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2007年8月19日 (日)

マーベリックであります。

大変ご無沙汰いたしております。

何しろ、生来の怠け者でありまして、一度サボると中々
キーボードに向かいませぬ。
ご無沙汰中も世の中には色々な動きがあったようでして
何より、この酷暑。今年は冷夏の筈じゃなかったのか。
暑さは自分ようなのメタボな身体にはきついであります。

ところで、M&Aで5年ほど前から予想していた海上自衛隊の
AGM-65装備が現実のものとなりました。
装備本部が公開している調達予定品目にマーベリック
ミサイル等を本年度12月に契約予定となっております。

ネタ晴らしをしますと、自分が海自がAGM-65を装備する予定
があるという話を聞いたのはかれこれ5年程前の話ですが、
某社さんがKHIに対して、AGM-65の専用ランチャである
LAU-117のライセンス国産の提案書を作っているとの話を
耳にしたからです。

Lau117990773a_2






では、海自には哨戒機用としてAGM-84もASM-1Cもあるのに
なぜ、AGM-65を導入するのでしょう?
米海軍が導入しているから。勿論それもあるでしょう。
不振船対策にしては大げさ過ぎます。なぜなら、海軍用の
AGM-65Fは弾頭重量が300(約136kg)ポンドもあります。
これはAGM-84やASM-1Cに比べると小さいですが、海自が
既に導入しているAGM-114Mが約10kg程度ですから、まさに
桁違いの破壊力で、不審船ごとき数十トン程度の小船相手
ではオーバーキルです。 また、遅延信管を装備していると
なると、小船では突き抜けちゃいますね。

Vp47




となると益々何のための装備かって話になりますが、順当に
考えると赤外線画像誘導シーカーによる目標識別能力に
期待してというところでしょうね。AGM-65ではミサイルの
捉えた目標画像をコクピットへ表示することができますが
(湾岸戦争ではA-10のパイロットがFLIR代わりに使ったそう
です)、哨戒機のレーダーやFLIRで捉えた目標へミサイルを
指向させ、ミサイルの目標画像を確認してから発射という
かたちを取るのでしょう(ちなみに、このミサイルはLOBL
(発射前ロックオン)専用です)
ただ、このミサイルは射程が最大15NM程度しかありませんし、
赤外線画像誘導ですので、降雨等の赤外線大気透過率の
減少時には射程がさらに短くなることも考えられます。
ですので、強力な対空兵器を持つ艦には使い難い面が
あります。せいぜい、相手の武装が中口径の艦砲や機関砲とか
MANPADSのみという場合に限られるのではないでしょうか。

あと、AGM-65Fは地上攻撃もできるですね。P-Xはまさに
96陸攻らしくなってきました(^^;;

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