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2008年9月29日 (月)

SAM-Xであります。

空自がホワイトサンズでPAC-3の年次実射を行って成功
したそうです。PAC-3で実際に模擬弾道弾を撃ち落した
のは世界では米軍についで2番目とか。。

Pdn08092504_3




 

朝雲新より

PAC-3に使われているミサイルは従来のMIM-104系の
ミサイルではなく、ERINT(xtended Range Interceptor)と
して開発されていたものですが、PAC-3のミサイルとして
選定されています。
このミサイルはMIM-104よりも大分小さく、MIM-104の
キャキニスター1器分のスペースに4発搭載することが
可能となるため、ランチャー1機で16発搭載できます。
空自のSAM部隊は6つの高射群からなり、1つの高射群に
4つのFU(Fire Unit)を持ちます。1FUには5機のランチャーが
ありますから、1FU当たり最大80発のミサイルを運用できる
ことになりますので日本全体では
6(高射群) X 4(FU) X 5(LS) X 16発 =1,920発 となりますが、
さらに浜松には高射教導隊が2FUを装備していますので、
160発が装備できます。となるとオンランチャーで2,080発が
運用できることになります。
実際にはこれに戦闘機と陸自の中SAM(SAM-4&HAWK)部隊、
及び短SAMや近SAM、87式AWSP、VADSやMANPADSが
加わるわけですから、まさにアンブレラディフェンスで日本の
防空戦力密度恐るべしということになります。

さて、ペトリオット(どーもこの言い方は馴染めない)は本家の
米陸軍では新型のMEADSへ更新されます。それに伴って
MIM-104ミサイルの生産も終息に向かっているようです。
実際に一部の主要部品メーカーはMEADSへの切り替えを
開始しています。
PAC-3のミサイルはMEADSのミサイルに採用されましたので
今後は新規にミサイルを生産しようとしたら、PAC-3用しか
装備できなくなります。
ただ、このミサイルはMIM-104系に比べて小型な分、射程が
大幅に短くなっています。下手をすると、陸自の中SAMの
射程より短いかもしれません。
今までは広域エリア防空を射程が長いミサイルを有する空自が
担当していたのですが、これでは住み分けができなくなって
しまいます。
となると、空自のSAM部隊はMD専門となるのでしょうか。
まぁPAC-3でも対航空機も対応できるのですが。。。
先月号の「丸」でも、軍事評論家の高井三郎氏が陸と空の
SAM部隊の統合について提起されておりました。

そこで以前からある話として、中SAMをベースにした長SAMの
構想が出てきているのですが、どうも空自がやる気が無いと
いう話がありますね。

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