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2009年4月30日 (木)

ASM-2 D/Lであります。

穏やかなお天気が続く、今日この頃。

自分も猫の額にも満たない我が家の庭へせっせとトマトや
ナスを植えますた(^^) 家計の一助になってくれると
大変嬉しいのですが。

ところで、装備施設本部の平成20年度実績を見ていると
とても興味深いアイテムを見つけました。

  • ASM-2ダミー飛しょう体 数量8EA 契約先MHI

    契約金額98,364,000円

  • ASM-2用テレメータ 数量6式 契約先MHI

    契約金額37,069,200円

  • ASMミサイル用GPS 数量8EA 契約先USAF

    契約金額3,731,034円

最近の実績には調達要求番号が載ってないので、要求元
が分からないのですが、これらは一体何用かと考えるに、
やはり計画されていたASM-2 D/L(データリンク)用でしょうね。
1EA当たり2000万円の飛しょう体というのはシーカ無し、
弾頭無し、エンジン無しでオートパイロット、航法装置、
操だ装置付きドンガラなんでしょう。
テレメが1式600万円というのは、NRE込みでしょうかね。
NRE込みならそんなものかもしれません。

自分が幕の方から、このASM-2D/Lの話を初めて聞いたのは
10年程前のことでした。
その際の開発の目的はさらなるあくまでも対艦攻撃時
の目標選択能力の向上と、命中精度の向上の
ためとのことでしたが、どう考えても陸上攻撃用ですね。
まだまだ、おおっぴらに対地精密誘導兵器の話を出せない
時代でしたから。

その当時は聞かなかったのですが、GPSを搭載すると
なると、やはり陸上の固定目標相手ということでしょう。
(基本的にGPS誘導は動く目標には向かない)
また、同様にINS/GPSを搭載する予定だったXGCS-2が
ポシャッたのもASM-2D/Lがあるからいいやということ
かもしれません。
GPSを搭載ということは、I/Fは1553か1760ということ
でしょうね。取り敢えずF-2専用装備となりそうです。

もしかするとP-1にも。。あっちはAGM-65がありますが。

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コメント

いつも大変興味深く拝見しております。
ASM-2D/Lを地上目標攻撃に使用するとの可能性、非常に興味深いです。ただ、空自の想定する攻撃目標は何なのか気になります。仮に強化コンクリートや土塁等で補強された地上目標を攻撃した場合、対艦ミサイルの弾頭で有効な打撃を与えられるのでしょうか。HARMはレーダー施設などあまり硬そうでない目標を攻撃するためか、フラグや爆風効果で目標を破壊するようなので、ソフトターゲットならASM-2でも充分いけそうな気がします。

投稿: 夜更かし | 2009年5月 9日 (土) 18時53分

はじめまして。いつも楽しく読んでいます。

ところで、トマトとナスは連作障害があるのでご注意ください。

投稿: ゆん | 2009年5月15日 (金) 22時40分

いつも大変興味深く拝見しております。
ASM-2D/Lが実際に動き出しているようで。
それにしても、慣性+GPSに画像赤外線+D/L、日本版SLAMって感じで、これで陸上攻撃用じゃないといっても誰も信じませんね。
ASM-2なら元から自動目標補足機能は付いてるでしょうし。
攻撃の指示がお手軽にできるなら、かなり使える装備になりそうです。
ところで弾頭の殻はチタニウム製とかもあるようですが、対艦と対地では違った機能が求められるのでしょうか?

投稿: とらにい | 2009年5月20日 (水) 10時13分

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