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2010年5月 3日 (月)

空自屋お主も悪よのうであります。

GWというのに何処にも行けません(*≧m≦*)

犬の散歩とバイクの整備の毎日、あとは奥様の買い物の
お付き合い。休み明けは仕事がたっぷり待っているというのに
静かな日々です。

さて、ここを訪れる方の中で最大の関心事は空自F-Xで
ありましょう。これに関して、Mがあるいは市ヶ谷が、どういう
動きをしているのかさっぱり見えてきません。
F-4の整備は時間が経つにつれて困難になってきており、
またF-2の調達が終わって、新造機のラインもアイドルが
出てしまうというのにも関わらずです。

全ては米国がF-22を売ってくれないからなのですが、今は
取りあえずセカンドベストを見つけるしかありません。
現在候補に挙がっているF-22以外の以下の機体、

  1. F-35
  2. ユーロファイター・タイフーン
  3. F/A-18E/F
  4. F-2邀撃型
  5. F-15FX

まず1ですが、空自は当初より余り関心を払っていませんでした
最近、あたかもこれが最有力であるかのような報道がなされま
したが、その後なにも聞こえてきません。確かに空自の一部
特にPの人の間ではこれを押す声があるようです。先日の
報道もそれらの中の人から打たれたPINGなのでしょう。
ただ、実機を何時になったら手に入れられるかの目途さえ
つきませんし、下手をすると計画そのものもキャンセルされる
可能性もあるなかで、迂闊に手を出せませんし、FIに単発機は
向かないばかりか、全てにおいて中途半端です。

次に2ですが、魅力的な機体ではあるのですが、欧州製という
だけでXです。空自は、中東戦争等で欧州製部品が入らず、
運用に苦労したトラウマがあります。
さらに、戦闘機などという極めて中途半端な代物(絶えずの更新
を必要とする)は同盟国として常日頃一緒に動いている米国製の
もの、もしくは国産開発のものを使わざるを得ません。

次に3ですが、艦載機の陸上運用は何かと不都合。また、空自
のカウンターパートはUSAFであり、USNではありません。欧州ほど
ではありませんが、何かと不便ではあります。最近は共通化が
進んできましたが、かつては空と海では同じAIM-9でも融通でき
ませんでした、何しろ空ではシーカーの冷却ガスはミサイル側に
あるのに対して、海ではランチャー側にありました。
また、中低空域における機動性には素晴らしいものがあり、
兵器搭載能力も高いのですが、加速が弱く、
足が短いのもFIとして物足りません。

4は一番垣根が低く、工業会もこちらを押しています。ただ、
あえて書きませんが、この機体は本質的にFIに向きませんし、
小型な機体であるため、発展性余裕が少ないというマイナス面が
あります。また、米国生産分の移転が可能なのかというネックも
あります。

5に関しては、自分はあり得ないと思っていました。原型機は
1970年代のものですし、空自は時計の針を戻すようなマネは
すまいと思ったからです。

こーなると、全てネガティブな話でもう2SQ分純減かとも思えるの
ですが、最近ちょっと考えを新たにしました。
つまり、今回の選定をFIに限定しなければ良いのです。
機体を買う大義名分は立派にあるのですから、表向きFIを
買うとして、実質FI以外の能力を補完すればよい。
いま現在、空自が一番欲しい能力、それはBAI能力でありましょう。
(SEAD能力を含む)
BAIとは戦場航空阻止(BAIBattlefield Air Interdiction)の略で、
前線を飛び越えて、敵の後方を叩く任務です。
代表的な機体としてF-111、トーネード、F-15E等があります。
そうF-15EはF-15FXの原型機です。F-15FXがF-15Eの発展型
でその能力をそのまま引き継ぐのであれば、F-15FXの取得は
すなわち空自のBAI能力の獲得を意味します。

F-4後継機を選ぶという大義名分を持ってFIとしてF-15FXを
選択すれば(F-22、F-35の状況からして無難な選択でもあります)
自然とBAI能力を獲得できてしまうという一粒で二度美味しいとい
ことになり、F-4は元々複座ですから、複座のF-15FX移行も余り
問題とはなりません。

どうです、以上の話を幕の装備体系課辺りが目論んでいるとしたら
空自屋、お主も悪よのう。」ってことになりませんかhappy02

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