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2011年1月28日 (金)

ステルス機って難しいであります。

中華ステルス機が公開されましたが、ちょっと疑問なんですよね。

先日、機体材料屋さんと話す機会があったのですが、やはりステルス機というのはやっかいだと、決して万能ではなく何処かで妥協しなければならない。中でも耐環境性の低さは問題となってお り、特にステルス性塗料の膨潤(水分を含んで、膨れること。特に、高分子物質が溶媒を吸収し、体積が膨張すること)の問題は深刻だそうで、F-22でも大問題になっている様子。膨潤してしまうと、誘電率を厳密に管理しているステルス機で は、誘電率が大幅に変わってしまい、ステルスが意味を成さなくなる。さらにメンテのための塗装剥がしも従来の塗装と違ってかなり面倒だそう。

この分野において、かの国が日米以上の知見や技術を持つとはとても考え難いので(恐らく最も苦手な分野でしょう)、実際に運用を始めたら頭を抱える ことになるのでしょうね。日本も何の考えもなしにステルス機を運用し始めたら、困った事態になるかもれません。まぁ、ATD-Xで問題を洗い出すんでしょ うけど。

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コメント

あの国はそれっぽい飛行機をつくっただけです。
我が国はじっくりとFXを選定すればいいのです。急ぐ必要はありません。

投稿: 元気出して行こう! | 2011年1月29日 (土) 00時37分

ま、コピー商品の限界というところでしょうか。ソ連がB-29をそっくりそのままコピーしたら、欠陥までコピーしてしまったのを思い出した。それっぽい、安かろう悪かろうでは駄目だという事ですな。

投稿: 灰色猫 | 2011年1月29日 (土) 01時24分

何とも言い難いですが、少なくともここまで漕ぎ着けたのは中国が大型電波暗室を自前で有している可能性が高いと思われます。日本はATD-Xの初飛行すら行っていない段階です。自前で調整や評価が出来る施設を有する/有しないは大きいのではないでしょうか。
彼等が満足する一定のレベルには達しているのではないでしょうか。

投稿: アシナガバチ | 2011年1月30日 (日) 21時24分

電波暗室は持ってるけど正確かどうかを調べるためにフランスでも試験した、と聞いた事があるんですが実際のところはどうなんですかね。
やっぱり大型の電波暗室は持ってないんでしょうか。たしかRCSの屋外測定機材は持ってたとは思いますが。

投稿: ね | 2011年1月30日 (日) 21時45分

フランスの設備を借りたのは、
シミュレーションや
以下の方式での測定の誤差
ttp://www.mod.go.jp/trdi/research/P5/P5-3.pdf
これらを確認するためではないかと。

投稿: | 2011年1月31日 (月) 09時19分

>メンテのための塗装剥がしも従来の塗装と違ってかなり面倒

昔厚木の日本飛行機の整備エリアで仕事に行った事があり、間近で米軍の航空機の塗装剥しを見た事があります。カウルやパネルに液体をかけてブラシで擦るだけで見事にボロボロと剥がれ落ち、地肌のアルミが露出してました。機体本体の作業は見てません。
尚、ハンガーの中はロービジ以前の海軍機でぎっしり、宝の山でしたが一切写真は撮れなかった。

投稿: | 2011年2月12日 (土) 14時46分

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