J/TEWS右側コンソールであります。
先日、Twitterで面白い話がありました。
USAFのF-15と航空自衛隊のF-15で最も違う部分は
電子戦関連となるので、操作系は全く違うのでは
ないかと。
結論から言いますと、この辺りの操作系は日米では全く
ことなります。写真はCGですが、USAFのF-15の
この写真の中のTEWSと名前が入っているパネルが
電子戦関連のパネルとなります。
ICS(搭載型ECM)のスイッチ、ICSのマニュアルモードの
スイッチ、RWRのスイッチ、音声スイッチ等があります。
日本のF-15については、コクピットが公開される場合でも
電子戦関連のパネルについては、目隠しされる場合が
多いようです。
下の写真は日本のF-15Jの左側コンソールの写真です。
※MASDF 様から使用許諾を頂いてます。転載不可。
赤く囲った部分が電子戦関連のパネルです。
AAA DEFEATスイッチ(防空火器を脅威対象から
外す)とICSの選択スイッチ(AUTO,MANUAL,STBY)
が確認できると思います。
この機体は在来機ですが、RWRがAPR-4Aになると
真ん中にDATA RECスイッチが追加されます。
これにより、受信したデータを持ち帰ることが可能
です。
さて、右側コンソールはどうなっているのでしょう。
下の図は伝えられる情報から描いてみたものです。
※伝聞に基づいてますんで正確とは限りません。
非常にシンプルです。
上半分がICSの関連、下半分がRWRの関連となります。
ICS関連はON/OFFスイッチと、マニュアルモード時の
SET-1,SET-2,SET-3の押しボタン式のスイッチのみです。
RWRはON/OFFスイッチと、PRIORITYスイッチ
(最も高い脅威目標のみ表示)とFRD OFF
(味方を除外する)のスイッチになります。
概して日本のF-15の方がスイッチ類が少なく、単純な
構成となっています。
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コメント
私には右側コンソールのスイッチの数は日米ともに7ケに見えるのですが.....
F-15Jはおそらくスイッチとランプが一体化した照光式押しボタンを使っていて、それで見た目がスッキリしているのでは?
投稿: | 2016年2月16日 (火) 17時47分
ICSについては、仰るとおりですが、USAFのTEWSのパネルにはEWWSという文字が見えると思います。これはElectronic Warfare Warning Setの略で、具体的にはAN/ALQ-128になります。これはカウンターメジャー・レシーバーでAN/ALQ-135と対になったものです。
7つのスイッチの内、2つはそれの操作系(ON/OFF、音声ON/DEFEAT)になります。つまり、USAFのパネルはAN/ALQ-135(ICS)とAN/ALR-56C(RWR)、AN/ALQ-128(EWWS)の3つの機器を操作することになります。
日本のF-15の場合は、ALQ-8(ICS)とAPR-4(RWR)の2つの機器の操作系のみとなります。つまり日本のF-15にはEWWSがオミットされている訳ですが、それをAPR-4がどの辺りまでカバーしているか興味あるところです。
投稿: keenedge | 2016年2月16日 (火) 19時53分
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