ASM-2(B)改善弾の仕様書を読んでみたであります(その1)。
ご無沙汰しております( ̄▽ ̄)
Twitter上では既に述べておりますが、今回去る筋から
情報公開請求で入手したASM-2(B)改善弾の仕様書を
閲覧させて頂く機会を得ました。
貴重な機会をご提供頂いた御仁に感謝を申し上げます。
ASM-2は自分にとっても大変思い出深い装備で、微力
ながら開発のお手伝いをさせて頂き、また官民問わず
多くの方からご指導を頂きました。ASM-2の開発に
携わった官側のご担当者は、その後AAM-4/AAM-5の
開発でもご一緒させて頂いております。
今回閲覧させて頂いた資料は以下のとおりです。
- 航空自衛隊仕様書ASM-2の技術改善(4補LPS-X02556)
- 93式空対艦誘導弾(B)の技術要求事項について(空幕技1第12号15.1.31)
- 93式空対艦誘導弾(B)仕様書(CP-Y-0067L)
- ASM-2Bの技術改善に関する技術要求事項について(空幕技第300号20.9.18)
- 93式空対艦誘導弾(B)に対する技術要求事項(空幕技第141号23.6.28)
- 93式空対艦誘導弾(B)仕様書(CP-Y-0067M)
流れとしては、1でASM-2の運用の柔軟性向上と取得経費
削減を目的に技術改善を実施し、その成果を持って空幕の
削減を目的に技術改善を実施し、その成果を持って空幕の
技術部から2の技術要求事項が発せられ、3の
93式空対艦誘導弾(B)仕様書となり、ソフトウェアの改修を
目的に4の技術要求事項が技術部内で発せられ、その
内容で5の技術要求事項が技術部から装備部に通達され、
6の仕様書となってます。
93式空対艦誘導弾(B)仕様書となり、ソフトウェアの改修を
目的に4の技術要求事項が技術部内で発せられ、その
内容で5の技術要求事項が技術部から装備部に通達され、
6の仕様書となってます。
上記の文書で、ASM-2→ASM-2(B)→ASM-2(B)改善弾への
流れが把握できたことになります。
流れが把握できたことになります。
それでは、内容の確認に参りましょう。
1. 航空自衛隊仕様書ASM-2の技術改善
<改善部分>
機械式から光学式(リングレーザージャイロ)への更新が同時に
要求されたということが判明しました。
特にこのジャイロの更新はコストダウンに結びつくものです。
またオートパイロット電子装置のデジタル化はGPS搭載に伴う
ことだと予想できます。またオートパイロット電子装置については
以下のようなことが要求されています。
将来発展性
オートパイロット電子装置は、多方向からの目標を攻撃できる
飛しょうパターンを設定するための初期値(目標の位置情報等)
を入力できるものとする。
このASM-2の技術改善で得られた成果を持って、ASM-2(B)へと
発展することになります。
続きは後ほど(^^;;
1. 航空自衛隊仕様書ASM-2の技術改善
<改善部分>
- 誘導装置の改修
- 慣性装置の更新
- GPS受信機の追加
- オートパイロット電子装置の更新
- 誘導部胴体の改修
- 誘導装置の改修
管制装置及びオートパイロットの更新に伴う改修 - 慣性装置の更新
センサ方式を機械式ジャイロから光学式ジャイロへ変更
GPS受信機を追加し、自己位置を更新可能とする。 - オートパイロット電子装置の更新
演算補償計算機能に関してアナログ方式からデジタル
方式へ変更
機械式から光学式(リングレーザージャイロ)への更新が同時に
要求されたということが判明しました。
特にこのジャイロの更新はコストダウンに結びつくものです。
またオートパイロット電子装置のデジタル化はGPS搭載に伴う
ことだと予想できます。またオートパイロット電子装置については
以下のようなことが要求されています。
将来発展性
オートパイロット電子装置は、多方向からの目標を攻撃できる
飛しょうパターンを設定するための初期値(目標の位置情報等)
を入力できるものとする。
このASM-2の技術改善で得られた成果を持って、ASM-2(B)へと
発展することになります。
続きは後ほど(^^;;
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